コラム

夏の夜空を彩るものといえば…?

夏の風物詩といえば打ち上げ花火を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

この時期、全国津々浦々で花火大会が開催されており、北は北海道の道新納涼花火大
会、南は沖縄の浦添てだこまつりと、全国で毎年1000前後もの花火大会が開催される
そうです。

花火大会のルーツは東京都の隅田川に上がった「両国川開き花火」( 現在の隅田川花
火大会) だといわれています。

1700年代に全国で凶作となり、江戸で伝染病が大流行して大勢の人が亡くなりまし
た。そこで八代将軍・徳川吉宗が、悪疫退散祈願と犠牲者の供養のために行ったのが
「水神祭」で、隅田川の川開きに合わせて両国橋周辺で実施されました。このときに
上がった花火が「両国川開き花火」です。

いまでは夏の華やかなイベントの代表のような打ち上げ花火も最初は供養のためのも
のだったんですね。そう思うと華やかな打ち上げ花火に儚さや物悲しさも感じられる
気がします…

打ち上げ花火は、大きく分けると、「割物(わりもの)」と「ポカ物」に分類されま
す。「割物」は、どこから見ても丸い代表的な花火です。「ポカ物」は、上空で花火
玉が二つに割れて星や仕掛けが飛び出す仕掛けで、形や色など多様な表現が可能で
す。

●割物

・菊
菊花のように星が尾を引いたデザイン。花びらの先端の色が変化するものは「変化
菊」と呼ぶ。

・牡丹
菊のような尾を引くことなく、牡丹の花が咲き、より光が鮮やか。「ダイヤ」と呼ば
れる、火薬にマグネシウムなどを使用した明るいものもある。

・万華鏡
星が開くと同時に色がまとまってまるで万華鏡のような形が特徴。

・冠(かむろ)
デザインが「おかっぱ頭」に見えることから付いた。比較的長い間星が燃えながら下
に流れ落ち、地面直前で消える。

・千輪(せんりん)
花火玉が割れるときに、詰めた小玉が一斉に開く小割物。複数の色の菊型の小玉を使
用すれば「千輪菊」になる。

・型物(かたもの)
キャラクターやハートなど、デザイン性のある花火で、球状以外の型もあり、見る方
向によっては形が異なる。

●ポカ物

・柳
柳の枝が垂れ下がるように光が落ちるのが特徴。落ちるときに色が変化する物もあ
る。

・飛遊星(ひゆうせい)
光が不規則な動きが特徴体な花火。

・蜂
不規則に回転するのが特徴。その様子はハチが飛び回っているように見える。

・花雷(はならい)
大きな音と強い光を出すのが最大の特徴。多数の雷が一斉に開くものは「万雷」と呼
ばれている。

… 本当にいろんな種類があります。

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